70年代ファンクを模倣した結果に生まれた曲は、エレクトロミュージック
9番目の曲
黄金の70年代
70年代Funk・Discoは名曲の宝庫である。70年代はまだマイケルジャクソンもデビューしていないくらいに古い時代であるけれど、素晴らしいグルーヴが存在している。
当時はコンピュータなどはないし、シンサイザーもチープなものである。だから必然的に生音で音楽を作らないといけない。この辺りの音の深みといったらどうだろう。
現代の音楽社会が勝っているとか優勢をつけられるものではない。
とりあえずイントロをパクる
そういった軽いノリと、ベースの練習をしたかったから、Funkを参考に作った曲は、以下のものだ。
イントロが大好きな曲が多いから、わかりやすいイントロの真似をした。
ところがどっこい、とても真似できない。
作曲歴1ヶ月の僕では生音のイントロを再現するのは至難の技で、どう考えても鳴らせないのだ。音階さえ、よくわからない。
雰囲気を辛うじて模倣して、ほとんどオリジナルにした。
元ネタは以下から
Discoリスペクト、ベース作成に壁を感じる
土台はDisco or Funkと決まっているから雰囲気を損なわないようにメロディーを考える。ここで重要なのはベースだ。
僕はベースを全く表現できない。けれど良い曲はベースが「1番よく聞こえる」のである。
この時のベースは、ほぼエレキベースかウッドベースである。どれもよく似た音だけれどメロディーは当然違う。
だから、誤魔化しが効かない。今ならベースは機械的に作ればそれなりなものは作れるけれど、そんなベースが鳴っている音楽は「Funk」ではない。雰囲気ぶち壊しもいいところで、避けては通れない道だった。
なんとかソレっぽく、オリジナルに
ベースをなんとか作って、次は電子ピアノである。
エレピはご存知の通り奥が深い。まだまだ使える楽器ではなかったけれど、チャレンジと思って曲に組み入れた。
1小節作るのに非常に時間がかかる。なんせ未知の世界だ。
ネットを参考にしながらやるわけでもなく、直感と向き合う作業だ。
とにかく、自分で聞けるレベルまで持っていくのが大変だった。
途中からぶち壊すことにした
Disco音楽の模倣という目標ではじまったけれど、そのうち嫌気がさしてきた。難しすぎて曲作りを楽しむ余裕がない。
未完成にするのはもったいない。なので、曲をぶち壊して遊んでみることにした。
制約がなければどう表現したっていい
とりあえずはせっかく作った序盤部分は置いておき、使っている楽器で好きなように音を鳴らしてみる。これというものはでてこない。
少し疲れが出ていてアイデアというものが浮かばない。
仕方ないので、ミ(E3)、シ(B3)、ファ(F#4)、シ(B4)とMIDIで16部音符を書く。
そのミシファシに集中することにした。
MIDIのコピペで音楽を作る
ミシファシと単純な音が鳴っていたけれど、横に並べて連続してならすと、違うメロディーが出てきた。これを使って音階を変えたり、タイミングをずらしたりしてひとつのトラックを作っていく。
いろいろな音色で同じメロディーを鳴らす
できあがったトラックをそのままコピーして他の音源で鳴らす。そして聞いてみて調整する。
この繰り返しで曲に厚みを持たせていった。
音が暴れだしたので音量を調整する
音が多すぎてレベルを大きくオーバーしていた。
なのでボリュームフェーダーでバランスをとる。しかし、全然うまくまとまらない。
こういう時に各ガジェットごとのEQを使う。
EQとコンプレッサーを使えないということに気づく
IFXをタップしてEQを選択して音を整える。
整えたいところだけれど、サッパリ分からない。
Mid、Q、Freq、Gain「なんでMidだけQがあるんだ?そもそもQとはなんだ」
頭の中は「????」という状態だ。
ツマミをイジってもしっくりこない。
こりゃ無理だということになった。今回の曲ではパスする。
ボリュームフェーダーで音のバランスをとった。
遊んだ結果
もう途中から手放した曲だったので、ドラムは途中からずっと同じ、連打である。
いろいろなところを切り、ひとつのカタチになった。
いい意味で冒頭を裏切っていて面白い。
オマージュと思わせておいて、そのカケラは全くない。